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ロールプレイで会話劇2

ロールプレイで会話劇のレッスンプランは、次のように考えました。

場面設定、登場人物について提示する。
全員で、その状況を検討する。
自分だったら、どんな会話をするか考える。
丁寧な話し方を考える。
役割を分担して、実際に会話してみる。

そして、次のようなプリントを配布しました。

◆電話の応対
1「    」
2「もしもし。●●さんのお宅ですか?」
3「             」
4「お母様はいらっしゃいますか?」
5「                   」

母親が在宅の場合、あいている「 」には、どんな言葉が入るか考えさせました。
そして、解答を確認した後で、会話してもらったのです。
私自身が思っていた内容とは、少し違っていました。

「もしもし」と出る、と書く子どもが少なかったのです。
「はい」で済ませてしまうことが多いようでした。
もちろん、ここニュージーランドでは、かかってきた電話には英語で出ることのほうが多いのです。
ですから、だいたい「Hello」や「●●Speaking」と言っています。
「もしもし」という言い方は知っているのですが、実際にはあまり使っていないと言うことがわかりました。

3でも「はい」とだけ返事をする子どもが多かったです。
「はい、そうですが」というような受け答えはなじみがないようでした。

5は「ちょっと待っててください」「今かわります」といった応対のほかに、「はい」という子どももいました。
4の「いらっしゃいますか?」には、「いるならかわってください」という気持ちが込められているのだけれど、「いるかいないか」だけを問われていると解釈する子どももいるのです。

「少々お待ちください」という言い方は、知っている子どもは多かったけれど、使った事がない、使いたくない、使うのが恥かしいという意見がありました。
なれない言い回しを使う事に抵抗がある子供もいます。
けれど「ロールプレイ」と割り切ると、その恥かしさも少し薄らぐようで、恥ずかしそうにしながらも、丁寧な口調での受け答えをしていました。

実際に子ども達の生活の中で、「丁寧な日本語」で対応しなければならない場面はほとんどないに等しいのかもしれません。
日本語での電話は知り合いからのものだし、そこでは「母が」と言わなくても「お母さん」で通じてしまうからです。
ニュージーランドで暮らす子どもたちは、日本語で道を聞かれることもめったにないでしょう。
だからこそ、授業の中で無理やりそういった場面を想定し、設定された役になりきって羞恥心を捨て、公に通用する言葉遣いを話してみることが大事だと考えているのですが、なかなかうまくいきません。
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ロールプレイで会話劇1

日本では中学校英語(外国語)の学習指導要領に「実践的コミュニケーション能力の基礎を養う」という項目があります。
この「実践的コミュニケーション能力」というものは、単に文法や語彙を知っているだけは無く、実際のコミュニケーションを目的として外国語を使うことができる能力のことです。
決り文句や、挨拶だけはなく、実践的な会話が求められているようです。
教室での会話の練習も、コミュニケーションを大事に考えています。
したがって、会話劇の場面設定は、日常生活に根ざしたものを取り上げています。
けれども、そうした会話を成立させるためには、何と言っても語彙力や文法の知識、定型挨拶の言葉を知らなければなりません。
言葉が入っていない状態では、会話をしたくともできません。
ですから、会話劇のレッスンは、「どのクラスでも・いつからでも」できるというわけではないと考えています。

今日のニュース4

時間を考えながら、話をすることができるようにするには、どうすればよいでしょうか。

時間を考えながら話すことは、話し方を上達させるためには効果的だと思います。
その理由は、時間を意識すると大事なことを先に話さなければならないからです。
そうしなければ、肝心な話に入る前に時間切れになってしまうかもしれないですからね。
そうなると、子どもたちは「何を一番話したいか」「何が大事な話か」を考えるようになります。
そして、どうしてそれが大事なことなのかを考えるのです。

こうして、限定された時間の中で、構造的に考えた内容を話すことができるようになっていきます。
子どもたちは、一分間二分間、といった時間を有効に使って、聞き手に伝わる話を心がけるようになっていきます。

もちろん最初から時間を設定するわけではありません。
最初のうちは設定しないで自由に話してもらっています。
まずは、話すことが大切だからです。
そのうち、「1分間」と、制限をかけます。
1分なんて短い~~!と言いますが、実際に黙って1分待ってみると、これが以外に長いのです。
子どもたちは、これなら大丈夫、と安心します。

時間を限定すると言うと、時計係をかって出る子どももいます。
1分では足りないから1分半(プラス30秒というのがいじらしいではありませんか)にして!と言う子どももいます。
二人で一つの話題をするので、二人分2分ください!と言う子どももいます。

今日のニュース3

相手の話を聞き、内容に関心・感想・質問などを持てるようにするには、どうすればいいでしょうか。

実は、これが一番難しいのです。
なぜなら、子どもたちは、まず教員である私に話を聞いてもらおうとするからです。
また、日本語の発音が不明瞭だとか、語彙が不足していて英語が混じるとか、自信がないためにぼそぼそとした話し方になってしまうとか、問題点はたくさんあるのです。
「話すこと・聞くこと」の分野では、「今日のニュース」だけではなく、総合的にこれらを解決していこうと思っています。
急がず、焦らず、ゆっくりと、です。
ですから、どんなに短くてもいいから、子ども達が話す時間を確保したいと考えています。
週に一回一時間は、本当に短いけれど、続けていく事を大事にしたいのです。

話す順番は、各クラスによって異なります。
その日の挨拶当番さんから始めたり、じゃんけんで決めたり、席順だったり。
中には「今日はないです」と言う子どももいるけれど、そういうときに無理強いはしません。
そんな時は、他の子どものニュースの中から、ニュースのない子どもにも質問を投げかけたりします。
自分の話が相手に受け入れられるかどうかに不安を持っている子どももいるので、まずは、どんな話でも受け止める雰囲気を見せる事が大事だと思っているからです。

そうしたことを続けているうちに、あるクラス(小2、3,4年生のクラス)では、ニュースのあと質問が出るようになりました。
また、別のクラス(小1クラス)では、ニュースではなくて、自作の昔話を発表することが流行っています。
繰り返すことで、子どもたちの中に、相手に聞かせる意識が身につき、相手のニュースを聞く姿勢ができてきたことの表れだと思っています。

今日のニュース2

相手に聞いてもらえるような話し方を身につけるためには、どうすればよいでしょうか。

この目標を達成するためには、単なる「おしゃべり」ではなく、「公の場」で話しているという意識をもたせることが大切だと考えています。人前で話すことに緊張感を覚えたり、何をどう話していいかわからないと言う子どももいますよね。
何度も繰り返し取り組む事で、緊張感をなくしていくことはできます。
同じメンバーの前ですから、教室の雰囲気に慣れていくとともに、緊張感はほごれていきます。
ただし、「公の場」で話す以上、適度な緊張感は必要だとも考えています。
そこがおしゃべりとの違いでしょうか。

話し方がわからない、という場合もあります。
そんな時は、話し方のモデルを提示します。
こちらが、話すときのポイントを見せてあげるのです。
いつ、どこで、誰と、なにを、どんなふうにしたか、といういわゆる5W1Hの法則なども教えます。
そうしたモデルを見せ、最初は真似から始めていきます。
雑談との違いを知り、相手に伝えようとする意識をもってもらうことが大切だと考えているからです。

プロフィール

STUDIO.S日本語教室

Author:STUDIO.S日本語教室
ニュージーランドで小さな教室を開いています。
海外で暮らす子どもたちの日本語保持の方法を試行錯誤しています。
活字中毒。動物好き。
ガーデニング初心者で楽しんでいます。

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