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「国際数学・理科教育動向調査」(TIMSS)

「国際数学・理科教育動向調査」(TIMSS)が実施した2007年度の調査結果が発表されました。
TIMSSS(Trends in International Mathematics and Science Study)というのは、国際教育到達度評価学会(IEA・本部はオランダ)という団体が、4年に一度実施してる調査です。
その名前のとおり、算数(数学)と理科が調査対象科目になっています。
日本では小・中学校に当たる学校で、学んだことがどれだけ身に付いているかを、国際的な尺度で測ろうというもの。

2007年の調査が四回目とのことですが、全部の回に参加している国の中に、日本とニュージーエランドは含まれています。(四回とも参加は21カ国(地域))


結果を見てみましょう。

小学校4年生・算数:平均得点(前回2003年の順位)
1位香港(2位)
2位シンガポール(1位)
3位台湾(4位)
4位日本(3位)
5位カザフスタン

20位アルメニア【調査結果平均値】

23位ニュージーランド(17位)




中学2年数学:平均得点(前回2003年の順位)
1位台湾(4位)
2位韓国(2位)
3位シンガポール(1位)
4位香港(3位)
5位日本(5位)

13位【調査結果平均値】
*ニュージーランドはデータなし

日本は小学生も中学生も高い平均値をマークしています。
ところが、「算数(数学)の勉強は楽しいか」という質問に対しては、こんな結果が出ていました。

◎強くそう思う(小4)(国際平均55%)
1位コロンビア86%
2位アルジェリア・グルジア・モロッコ・チュニジア83%


16位ニュージーランド50%


32位日本34%
36位台湾26%(最下位)

◎強くそう思う(中2)(国際平均35%)
1位アルジェリア79%
2位チュニジア71%
3位エジプト69%



46位日本・韓国9%
48位スロベニア5%(最下位)

算数(数学)の高い理解度、到達点に比べ、算数(数学)の勉強を楽しいと感じている子どもは少ないということですよね。

さらに、算数(数学)の学習に対する自信を聞いた質問に対して、「高いレベル」と答えた日本の中学生は17%しかおらず、最下位でした。

理科の得点分布をみても、小学4年生も中学2年生も日本は高い位置にいます。
小学4年生が4位(前回は3位)、中学2年生は3位(前回は6位)。
ニュージーランドの小学4年生は22位(前回12位)、でした。
けれどもやはり、里香の勉強を楽しいと感じている子どもhあ小学4年生、中学2年に共に国際平均を下回っています。
特に中学2年生は全体の下から3番目、18%でした(国際平均46%)。

学習に対する自信度も低く、中学2年生は最下位でした。

日本の子どもたちは、学力は高いのに、その学習内容を楽しいとは感じておらず、自分の学力に対しての自信もあまりない、という結果になったようです。

どんな問題が出されていたのか、例が出ていました。
http://www.nier.go.jp/timss/2007/math_sci_item.pdf
参加した国や地域の正答率なども出ていますので、興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょうか。

学力をはかる、という意味では、以前話題になったPISAよりも、こちらの調査の方がわかりやすいように思います。
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テーマ : 子供の教育
ジャンル : 学校・教育

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STUDIO.S日本語教室

Author:STUDIO.S日本語教室
ニュージーランドで小さな教室を開いています。
海外で暮らす子どもたちの日本語保持の方法を試行錯誤しています。
活字中毒。動物好き。
ガーデニング初心者で楽しんでいます。

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